大阪府と大阪市は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)跡地である夢洲第2期区域(約50ヘクタール)の再開発計画として、「夢洲第2期区域マスタープラン」の策定に向けた民間提案を受け付け、優秀提案2件を選定しました。今回の計画は、夢洲エリアを国内外からの観光客を集める魅力的な地域へと再生することを目指しています。
計画の進め方
- 1次募集: 民間事業者からのまちづくり提案を受け付け、優秀提案を選定。
- 2次募集: マスタープランに沿った具体的な土地利用や開発計画の提案を募り、最終的な開発事業者を決定。
優秀提案案の概要
1. 大林組大阪本店を代表とする提案
施設構成
- 大型アリーナ: 西日本最大規模。統合型リゾートを補完するMICE施設として他都市と競争力を強化。
- サーキット: イベント活用を含め、府民・市民の利用を想定。
- 車をテーマとしたアミューズメントパーク。
- ラグジュアリーホテル。
特徴
- 万博の象徴である「大屋根リング」の一部をリユース。
- 府民や市民の日常利用とイベント開催を両立。
- 車文化を活かした多様なエンターテインメント。
2. 関電不動産開発を代表とする6社の提案
施設構成
- ラグジュアリーホテル: インバウンド需要対応を重視。
- ウォーターパーク: 夏季以外も利用可能な工夫を施す。
- 商業施設: 駅前エリアに賑わい機能を創出。
- 公園整備: 万博「静けさの森」の樹木を移設。
特徴
- ホテルや商業施設の導入で国内の施設不足に対応。
- 大屋根リングの再利用で環境への配慮。
- 観光客と地元住民の両方をターゲットとした魅力的な空間づくり。
将来的な見通し
- 2025年以降: 夢洲第2期区域の具体的な開発計画の公表と開発事業者の選定。
- 開発の期待効果:
- 国内外の観光客を呼び込む施設の整備。
- 万博跡地のシンボルを活かした地域活性化。
- 環境への配慮と持続可能な街づくり。
大阪万博跡地が、新たな観光とエンターテイメントの拠点へと生まれ変わる計画が進行中です。夢洲が地域と世界を結ぶ新しいランドマークとなることが期待されています。
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