1億人のPonta会員向け、Web3技術でサステナブル活動を可視化する「MUGEN Portal」を提供開始

2025年1月2日

Pontaを運営するロイヤリティマーケティング（LM）は、独自ブロックチェーン「MUGEN Chain（ムゲンチェーン）」を構築し、その上で稼働するWeb3プラットフォーム「MUGEN Portal（ムゲンポータル）」の提供を12月16日から開始しました。この取り組みは、サステナブル領域での貢献活動を可視化する新たなサービスを通じて、1億人超のPonta会員に革新的な価値を提供することを目指しています。

MUGEN Portalとは

「MUGEN Portal」は、生活者、企業、社会に新たな価値を提供するWeb3プラットフォームです。Ponta会員は、すでに保有する会員IDを使い簡単にログイン可能で、ブロックチェーン技術を活用したさまざまなサービスをシームレスに利用できます。この仕組みにより、Web3技術が難しいと感じるユーザーでも、身近な環境で手軽に触れることができます。

LMは、Web3を通じてユーザーのオンラインおよびオフラインでの行動データを収集し、これを基にNFTを発行します。これにより、点在していた消費行動を結びつけ、企業向けのマーケティング支援を強化すると同時に、生活者のニーズをより正確に把握できるようになります。

第1弾サービス「みんなの応援実績」

「MUGEN Portal」で提供される最初のサービスが、「みんなの応援実績」機能です。この機能では、ユーザーがサステナブル活動にどのように貢献しているかをブロックチェーン上に記録し、それを可視化します。具体的には、ユーザーごとの寄付金額や貢献度が数値として表示され、個人の活動がどの程度社会に役立っているかを確認できる仕組みです。

さらに、ユーザーの貢献金額に応じて、NFTやPontaポイントなどの特典が提供されるため、ユーザーの意欲を高めるインセンティブが組み込まれています。

サステナブル活動への連携と企業参画

この新機能は、LMが提供するSDGsアプリ「Green Ponta Action」と連携しており、従来の寄付活動をより透明で分かりやすく進化させました。以前は、寄付金額や寄付先団体の報告はあったものの、ユーザー個人の貢献が見えづらいという課題がありましたが、「みんなの応援実績」によってこの問題が解決されます。

また、ジオフラが提供するアプリ「プラリー」も本機能に参加しています。プラリーユーザーが移動や広告閲覧でためたポイントをPontaポイントに交換するたび、その収益の一部が寄付に充てられ、ユーザーの貢献額として反映されます。これにより、日常の行動がサステナブルな貢献につながる仕組みが構築されています。