東京ガスは、接着剤を用いて薄型軽量の太陽光パネルをスレート屋根に設置する新工法を開発しました。この新技術により、従来の耐荷重や施工安全性の課題を克服し、スレート屋根を持つ建物への太陽光発電導入が可能となります。
新工法の背景
スレートは工場などの屋根材として広く採用されていますが、軽量で耐震性に優れる反面、太陽光パネルの設置が難しいとされてきました。これにより、多くの建物で太陽光発電の導入が断念されるケースが見られていました。
東京ガスの取り組み
東京ガスが提供する法人向けPPAサービス「ヒナタオソーラー」は、これまでも薄型軽量の太陽光パネルと特殊な施工法を活用して、屋根の構造や形状による設置課題を解決してきました。今回の新工法では、これまでの知見を活かし、スレート屋根向けの設置方法を開発。材料評価試験や実機を用いた耐風試験を経て、高い信頼性を確立しました。
対象拡大
「ヒナタオソーラー」のサービス対象は、従来の折板屋根や陸屋根に加え、新たにスレート屋根にも拡大。これにより、多様な建物への太陽光発電導入が可能となります。
東京ガスのこの取り組みは、より多くの企業が再生可能エネルギーを活用するための一助となると期待されています。