ホンダは、ハイブリッドシステム「e:HEV」をさらに進化させた新技術「Honda S+ Shift」を発表しました。この技術は、エンジンとモーターを緻密に制御することで、より高いレスポンス性と走行の楽しさを提供します。
主な特徴
1. 高度な「リニアシフトコントロール」
- e:HEVの「リニアシフトコントロール」をさらに洗練。
- エンジン回転数を正確に調整し、加速と減速を滑らかに実現。
- モーターの応答時間を短縮し、ドライバー操作に直結したダイレクトなレスポンスを提供。
2. 感覚を刺激する走行体験
- アクティブサウンドコントロールでエンジン音をスピーカーから強化し、迫力のある音響を演出。
- メーターの表示と連動し、視覚的なフィードバックでドライバーと車の一体感を向上。
3. パドル操作によるギアチェンジ感
- パドル操作で擬似的な有段ギアを体感可能。
- ダイナミックなドライビングフィールを提供し、運転の楽しさを強化。
効率化とコスト削減
ホンダは、生産効率の向上と部品の共通化を進め、e:HEVのコスト削減に成功しています。
- 現行「ACCORDハイブリッド(北米仕様)」では2018年比で25%のコスト削減を実現。
- さらに、2027年モデルでは50%削減を目標としています。
これにより、より多くのユーザーに高性能なハイブリッド車を提供可能となります。
採用と今後の取り組み
「Honda S+ Shift」は、2025年に発売予定の新型「PRELUDE」から採用が始まります。この技術を搭載した車種を増やし、年間販売台数130万台を目指していきます。
ホンダは、この技術を通じて「意のままに操れる楽しさ」と「高い環境性能」の両立を実現し、ハイブリッド車市場での競争力を強化していきます。
「Honda S+ Shift」の名に込めた思い
- 「S」はホンダのスポーツ精神を象徴。
- 「Synchronize(同期)」「Special(特別)」「Sensational(感動)」を具現化し、ドライバーと車が新たな次元で繋がる体験を提供する技術です。
ホンダは、次世代ハイブリッド技術を通じて、さらなる革新と価値創造を目指しています。