4泊5日で約11万円の“北朝鮮ツアー” 約5年ぶりに西側諸国からの観光受け入れ再開も突然中止に
https://www.fnn.jp/articles/-/844057
https://youtu.be/19D6DY1BE3g
(動画)
橋を渡るバスの車窓。その先に見えてきたのは、北朝鮮です。
2月に行われた観光ツアーの参加者が、中国から北朝鮮に入る際に映像を撮影していました。
北朝鮮を観光したピエール・エミールさん:
(コロナ禍明け)初めてのツアーだったため、不確実なことばかり。今思えば学校の遠足みたいでした。
2月、約5年ぶりに世界に向けて観光ツアーの門戸を開いた北朝鮮。
しかし、再開からわずか2週間後、ツアーは再び中止に。
FNNは、最新の北朝鮮ツアーの映像と証言から迷走する北朝鮮の実態を探りました。
北朝鮮の旗を持ち、興奮気味に自撮りをするTシャツ姿の男性は、北朝鮮北東部の経済特区ラソンを訪れたフランス人のピエール・エミールさんです。
北朝鮮は2月中旬、これまでロシアに限っていた観光客の受け入れを拡大。
新型コロナ禍以降、約5年ぶりに西側諸国からの観光も開放したのです。
2月末のツアーには、FNNが取材した男性の他、ドイツ人やオーストラリア人など十数人が参加。
彼らが北朝鮮に到着後に受けたのは、今なお続く厳重なコロナ対策でした。
北朝鮮を観光したピエール・エミールさん:
全ての持ち物を消毒するため、バッグごとに料金を支払うよう求めて来ました。
ツアーの料金は、ホテル代や朝昼晩の食事代を含め、4泊5日で約11万円。
街を一望する山でハイキングをしたり、新鮮な海産物を食べたりして北朝鮮の食や自然を楽しんだといいます。
男性は、宿泊先のホテルを「70年代の雰囲気のホテルでした。見栄えを良くするために5つの大きな星がついていましたが、快適さを考えれば2つ星と言えます」と評価します。
引用元: ・4泊5日で約11万円の“北朝鮮ツアー” 約5年ぶりに西側諸国からの観光受け入れ再開も突然中止に [582792952]
行き先は観光地だけではなく、地元の学校や工場などの施設も見学。
外国語学校の生徒たちについては、「流ちょうな英語に驚いた」と話しています。
この時、生徒に将来の夢を聞いた際の映像では、「私は軍隊に入隊し、国と国民を守ります」「僕も軍隊に入りたい。国と国民を守りたいから」といった答えが。
子供たちが歌などを披露するステージでは、後ろのスクリーンに撃ち落とされる戦闘機や無数の弾道ミサイルの映像が流れています。
小学校の施設とみられるこの場所。
子供たちの頭上には、「我が指導者最高」の文字が。
ツアー全体を通して、常に金一族の功績が強調されていたといいます。
北朝鮮を観光したピエール・エミールさん:
「この学校は10年前に金正恩同志の命令で建てられました。このビルも特定の人々に捧げて建設された」そういった説明がたくさんあり、これらの説明はすぐ指導者につながっていきます。
なぜ北朝鮮は外国人観光客の受け入れを突然、再開したのでしょうか。
梨花女子大学北朝鮮学科のパク・ウォンゴン教授は、「国連の制裁後、北朝鮮は現金を稼げる方法が明らかに減りました。観光産業はその相当部分を外貨稼ぎの方法として活用しています」と分析しています。
しかし、複数の旅行会社によると、北朝鮮側からの指示で全てのツアーが中止になったといいます。
旅行会社担当者:
北朝鮮の中央委員会からは、なぜ観光を中止することにしたのか公式な声明は出ていません。私がこの状況について接触している他の人たち全員から聞いたところでは、中朝間の政治状況に起因しているようです。
一方、韓国メディアが指摘するのはSNSの弊害です。
北朝鮮を訪れたツアー客のSNSを通じ、内部の姿が国際社会に拡散する状況を警戒し、中断された可能性があると指摘されています。
外国人観光客の受け入れを始めたものの、早くも多くの課題に直面したとみられる北朝鮮。
金総書記が力を入れる事業だけに、その扉がまた開くのか注目されています。
中国も韓国も
帰ってこれない危険が怖い
飛行機もやばそうだし
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