東京都は、12月16日から22日までの1週間で、都内のインフルエンザ定点医療機関からの患者報告数が1医療機関あたり40.02人に達し、警報基準の30.0人/週を超えたと発表しました。この状況は2019年以来5年ぶりで、東京都以外の神奈川、埼玉、千葉、大阪、京都、愛知などでも警報が発令されています。
インフルエンザ患者の状況
- 患者報告の集計方法
都内419カ所の小児科および内科定点医療機関が報告するインフルエンザ患者数を基に、保健所単位で集計。1医療機関あたり30.0人/週を超えると「警報」、10.0人/週以下で「警報終息」となります。 - 都内での地域別報告数(上位)
- 八王子市: 74.11人/週
- 多摩小平: 63.65人/週
- 荒川区: 62.71人/週
- 町田市: 61.46人/週
- 江戸川区: 48.53人/週
- 年齢層別患者構成
詳細は未公表ですが、例年、子どもや高齢者の割合が高い傾向があります。
インフルエンザ拡大防止への対策
東京都は以下の感染予防策を呼び掛けています:
- 手洗い・消毒
こまめに手を洗い、アルコール消毒を行う。 - マスク着用
効果的な場面ではマスクを使用する。 - 十分な休養と栄養補給
十分な睡眠とバランスの取れた食事、水分補給を心掛ける。 - 咳エチケット
咳やくしゃみをする際は、ハンカチや肘を使って口元を覆う。 - 適度な加湿と換気
室内の湿度を適度に保ち、定期的に換気を行う。 - ワクチン接種
かかりつけ医と相談し、早めに予防接種を受ける。
今後の注意点
- 流行ピークに備えた対策
感染のさらなる拡大が予想されるため、手洗いやワクチン接種などの基本的な予防策が重要です。 - 地域別の警報状況の確認
流行地域への外出や集団活動の際には特に注意が必要です。
詳細は東京都や保健所の公式サイトで随時更新される情報を確認してください。