【芸能】渡辺えり、強烈“お嬢様風処女”役を「気に入っている」 現代社会に通じる女の葛藤
2/7(金) 19:10 ENCOUNT
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取材に応じた渡辺えり【写真:北野翔也】

■“貧しいお婆さん”にしない役作り
俳優で劇作家、演出家の渡辺えりが、今月1日から東京・新橋演舞場で上演の二月新派喜劇公演『三婆(さんばば)』に出演している。同作は、故・有吉佐和子氏が1961年に発表した小説が原作。これまで映画化やドラマ化もされてきた「昭和の名作」。渡辺は女性たちの葛藤を描くストーリー展開を「現代社会に通じる」と言い、役作りの裏話なども語った。(取材・文=コティマム)
昭和38年春、金融業者の富豪・武市浩蔵が愛人・駒代(水谷八重子)の家で倒れ、急逝する。浩蔵の死後には莫大な借金が残った。正妻の松子(波乃久里子)は返済のため、浩蔵の妹・タキ(渡辺)の家と本宅の一部を売却。何とか住処だけは残すことができた。しかしそこに「兄の家は自分の家同然」とタキが転がりこみ、駒代まで居候することに。正妻、愛人、義妹の「奇妙な共同生活」がスタートする。
文字通り、戦後の高度経済成長期に「女性たちの葛藤や成長」を描いた作品。渡辺は2016年、19年の舞台公演で大竹しのぶ、キムラ緑子らと同作に出演。23年の『新派百三十五年記念 六月新派喜劇公演』でも同作で水谷、波乃らと共演した。渡辺演じるタキは、兄・浩蔵のことが大好きなお嬢様。60代後半の独身女性で、ピンク色のワンピースに身をつつみ、少女のような雰囲気を漂わせている。クセの強い役だ。
――タキは強烈なキャラクターですね。
「タキは当時の年齢では60歳。今で言えば68歳から70歳で、ちょうど今の私の年齢くらいでしょうね。子どもの頃から病弱で働くことを知らず兄の力で生きてきた。台本では“独身で60過ぎてもバージン”という設定。処女だからこそエッチな妄想にとらわれている。純心なのに耳年増。そこが面白い役だと思います(笑)。処女で乙女チックなのに『本当は愛を乞うている』ところを、面白くユーモアあふれるように本気でやっています」
――乙女感もありながら、お金にはがめつい女性です。
「自分が働けないから、(人と接する)環境が狭い。その中で、『自分を愛してくれる人とそうじゃない人』をかぎ分ける嗅覚が優れています。台本を読むと、タキは生活保護を狙っているんです。『どれくらい収入があると生活保護をもらえない』と全部計算して、すごくお金に細かい。そういう部分を出そうとしています」
――役作りはどのようにされましたか。
「私が過去に拝見した『三婆』のタキは、もっとリアルで地味な格好をなさっていて、“貧しいお婆さん”として演じられていました。アースカラーの服を着て、神経質な被害妄想なお婆さん。それは、私の解釈とは違う。私は“お嬢様風な処女の部分”を出したかった。もうちょっと夢があって、自分のことをお嬢様で他の人とは違う特別な存在だと思っていて、今はお金がないのだけれど気持ちは違う。プライド高くやりたいなと」
――参考にしたキャラクターは。
「ロシアの劇作家アントン・チェーホフの戯曲『桜の園』に登場するラネーフスカヤ夫人を念頭に置いています」
(※以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)
引用元: ・【芸能】渡辺えり、強烈“お嬢様風処女”役を「気に入っている」 現代社会に通じる女の葛藤 [湛然★]
共産党やろ
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