ソニーホンダ、初のEV「AFEELA 1」を発表 ー 2026年納車開始、価格は約8.9万ドルから

ソニー・ホンダモビリティ(SHM)は、米国時間2025年1月6日、「AFEELA」ブランド初となるEV「AFEELA 1」を発表しました。本モデルは2026年中旬から納車を開始する予定で、価格は8万9,900ドル(約1,230万円)から。オンラインで予約を受け付けており、予約金は200ドル(約2万7,000円)です。日本市場でも2026年中の納車開始を予定しています。


先進技術と快適性を追求したAFEELA 1の特徴

運転支援と安全性
「AFEELA Intelligent Drive」と呼ばれる先進運転支援システム(ADAS)を搭載し、40のセンサー(カメラ、LiDAR、レーダー、超音波センサー)と、最大800TOPSの計算能力を持つ電子制御ユニット(ECU)を活用。車両の出発から駐車まで、ドライバーの運転負荷を軽減します。さらに、周辺環境をリアルタイムでモニタリングし、Unreal Engineによるビジュアル化でドライバーに情報を提供します。

パーソナルエージェント
車内には対話型パーソナルエージェント「AFEELA Personal Agent」を搭載。ドライバーは音声で車載機能を操作でき、エージェントが行動計画や提案を行います。パーソナライズされた体験を通じて、ドライバーとのコミュニケーションを深めます。


エンタメ空間としての車内環境

「Mobility as a Creative Entertainment Space」
室内空間は、エンターテインメントを重視した設計。SpotifyやAmazon Musicなどのアプリを利用可能なディスプレイや、ソニーの360 Spatial Sound技術を活用した没入感のある音響体験を提供します。また、独自のノイズキャンセリング技術で静粛性を向上。社外クリエイターやデベロッパーとも協力し、モビリティならではの新しいエンターテイメントを創出します。


環境配慮とデザインの融合

持続可能性を意識した素材
インテリアには植物由来の原料や再生材を多用し、内装表面積の約70%に再生材を採用。ボディ鋼板やシャシーにも再生材を使用しています。デザインはシンプルで調和を追求したものとなっており、外装・内装ともに高い質感を実現。


モデル展開と価格

「AFEELA 1」は2つのモデルが展開されます。

モデル
  • AFEELA 1 Origin: 基本モデルで、価格は8万9,900ドル(約1,230万円)から。
  • AFEELA 1 Signature: 上位モデルで、21インチホイールやリアエンターテイメントシステム、C-CMS(センターカメラモニタリングシステム)を搭載。価格は10万2,900ドル(約1,410万円)から。
カラーバリエーション

「Tidal Gray」、「Calm White」、「Core Black」の3色を展開。


充電と航続距離

充電にはテスラのスーパーチャージャーネットワークを利用可能で、最大航続距離は300マイル(約480km)を目標に開発されています。


ソニー・ホンダモビリティ初のEV「AFEELA 1」は、先進技術、快適性、環境配慮を兼ね備えた次世代のモビリティとして、今後のEV市場で注目される存在となりそうです。

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