米ディズニー映画『白雪姫』主演女優がトランプ氏に呪いの言葉 文化戦争で興行収入が低迷
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米ディズニーの長編アニメ映画『白雪姫』の実写版が3月20日に公開されたが、興行収入は低迷している。進歩的な価値観を持つ中南米系の主演女優が制作段階で物議を醸す発言を繰り返し、「多様性・公平性・包括性(DEI)」施策の見直しを唱える保守的なトランプ大統領に〝呪いの言葉〟を吐くなどした文化戦争が一因とされる。
映画の興行成績を分析する米ボックス・オフィス・モジョによると、公開後初の週末の興行収入は北米で4220万ドル(約63億円)だった。これまでに実写化された主な作品の成績は『美女と野獣』が1億7475万ドル、『リトル・マーメイド』が9557万ドル、『アラジン』が9150万ドルなど。これらと比べ、最低の水準となっている。
顧客満足度も高いとはいえず、観客に「他人に勧めたいか」を尋ねる米シネマスコア社の調査の結果は「B+」。『美女と野獣』や『リトル・マーメイド』、『アラジン』はいずれも「A」を獲得していたという。
AP通信によると、『白雪姫』は公開2週目末の興行収入が1週目末と比べて66%減と急落。シネマスコアが「B」のジェイソン・ステイサム主演最新作『A Working Man(原題)』に首位の座を明け渡し、推定2億7000万ドルという製作費の回収に向けた長期興行の実現が危ぶまれている。
引用元: ・米ディズニー映画『白雪姫』主演女優がトランプ氏に呪いの言葉 文化戦争で興行収入が低迷 [662593167]
■〝意識高い系〟の白雪姫
低迷の原因は「公開前に起きた映画を巡る論争」との見方で衆目が一致している。米経済誌フォーブスによれば、トラブルの多くは主演女優のレイチェル・ゼグラーさんに端を発したものだ。
ゼグラーさんは、米東部ニュージャージー州で生まれ育った23歳。母親は南米コロンビアからの移民の娘、父親は東欧ポーランド人の子孫で、自らを「ラティーナ・アメリカン(中南米系の米国人女性)」と認識している。
主役への起用が発表されたのは2021年6月。SNSでは「雪のように白い肌」を持つ設定だったアニメ版の白雪姫の世界観を犠牲にしてまで「多様性」を推進するディズニーの〝意識高い系〟の制作者による運動だとの反発が起き、「黒雪姫」との中傷も飛び交った。
ただ、当時は、黒人男性のジョージ・フロイドさんが白人警官の過剰な実力行使により殺害された20年5月の事件から日が浅く、民主党のバイデン政権下でDEI推進を支持する世論が強かったこともあり、早々にキャスティングに対する批判は沈静化した。
■アニメ版の王子は「ストーカー」
しかし、ゼグラーさんが22年9月のインタビューで、毒リンゴを食べさせられて眠る白雪姫にキスをした王子を「ストーカー」と呼び、息を吹き返した白雪姫が一目で王子と恋に落ちる原作の展開を「変よ! 変なの。私たちは今回そうはしないの」と明かした頃から、世間の風当たりは強くなっていく。「不朽の名作」と呼ばれる原作やアニメ版への敬意が感じられないと、不興を買ったのだった。
また、23年10月のイスラム原理主義組織ハマスによるイスラエル奇襲攻撃に端を発したパレスチナ自治区ガザでの戦闘に関して、ゼグラーさんがパレスチナ支持を表明したことも、イスラエルを同盟国とする米国で物議を醸した。
昨年8月には、『白雪姫』の予告編に高評価をくれたファンに謝意を示したX(旧ツイッター)への投稿に、「そして、どんなときもパレスチナ解放を忘れないで」と付け加えた。プロデューサーが「個人的なお願い」として投稿を削除するよう懇願したにも関わらず、ゼグラーさんが頑なに拒絶したと芸能誌で報じられると、プロとして「未熟だ」という批判が出た。
ゼグラーさんは政治的発言を続けた。昨年11月の大統領選後には、DEI施策の見直しを唱える共和党のトランプ氏の再選が決まった結果に対する不満をインスタグラムで表明。トランプ氏の勝利によって「社会的に阻害されるコミュニティの側に立つ」と新政権との対決姿勢を鮮明にしたうえで、メッセージを「トランプ氏の支持者とトランプ氏に投票した人、そしてトランプ氏自身に平穏が訪れることがありませんように」という〝呪いの言葉〟で締めくくった。
その後、「感情に流されてしまった」と、謝罪することになった。
■DEI重視派からも批判
相容れない意見の持ち主を罵倒する品のなさはトランプ氏の欠点でもあるが、実写版で描かれる白雪姫はいつも思慮深く行動し、女王と対決する場面でも呪いの言葉を投げつけたりしない。ゼグラーさんの言動には、白雪姫のイメージにそぐわない部分があったといえる。
実写版のキャストで、白雪姫の暗殺を試みる女王を演じたイスラエル人女優のガル・ガドットさんが、ガザ戦闘に関する母国の正当性を主張。ゼグラーさんがパレスチナ支持を鮮明にして以降、ガドットさんのもとに殺害予告や脅迫状が大量に送り付けられるようになり、ディズニーが警備態勢を強化したと伝えられている。
また、重要キャストの「7人の小人」がCGで描かれたことに関しては、骨の成長がうまくいかず低身長となる「軟骨無形成症」の俳優が役を奪われたという批判も起きた。
封切り前から、DEIやガザ戦闘など米社会を分断する論争の種となってしまった実写版『白雪姫』。1937年に公開されたアニメ版は経営難だったディズニー社の窮地を救う大ヒット作となり、「7人の小人」は現在も本社ビルの屋根を支える意匠として姿を残す。泉下のウォルト・ディズニーは実写版の不調を残念に思っているに違いない。
トランプにはそのまま頑張ってもらおう
ただそれだけ
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