韓国の山火事、消火活動にあたる消防士の食事が「気の毒すぎ」と話題に

2025年3月28日、韓国メディア・毎日経済によると、韓国で大規模な山火事が発生し懸命の消火活動が行われる中、消防士に提供された夕食の「貧弱」ぶりがネット上で話題となり、物議を醸している。

記事によると、あるネットユーザーが25日、SNSに消防士の夕食の写真を投稿した。写真には、床の上に直接置かれたわかめスープと豆、キムチの入った紙の容器が写っている。投稿者は「午後2時から午後8時まで消火活動をしてきた消防士の夕食」「ごちそうではなくても、定食くらいは用意してあげられるのではないか」「消防士だけでなく、国と国民のために大変な仕事をしている人たちの処遇が改善されることを願う」とつづった。

この投稿には「刑務所の食事より粗末だなんて」「胸が痛んで涙が出る」「食糧を届けられないか」といった声が寄せられた。

一方、山火事の地域でボランティアの消防団として活動しているという人物は、この食事について「粗末に見えるかもしれないが、ある意味、最善かもしれない」と評した。突然の山火事の中、地理的特性から、いくつものおかずの入った弁当を用意することは難しく、また消防士らは急いで食べ終えて交代しなければならないため簡単な食事内容の方が良いとし、「わざとこのような食事を提供しているのではないと思う」と説明した。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「これが命懸けで国のために働いている消防士への仕打ちか？」「炎と戦っている消防士の食事がこんなものだなんて」「こういうところで予算を削減してるんだろう」「粗末にも程がある」「あきれた。コンビニ弁当が100倍ましだ」など、怒りの声が寄せられた。

一方で、「まさか、故意にそうしたわけじゃないだろう。周辺は火の海なのに、まともな食事をどこで調達しろというのか。これは理解するべきだと思う」というコメントも見られた。（翻訳・編集/麻江）

https://www.recordchina.co.jp/b950848-s39-c30-d0195.html