【反ワクチン】 はしか(麻疹)で亡くなった米6歳の子どもの両親 「ワクチンを接種させなかったことに後悔はない、はしか(麻疹)は体に良いものだ」
この子どもははしかに感染して2月に入院した後に亡くなった。アメリカで子どもがはしかで死亡するのは2015年以来10年ぶりだ。
はしかは感染力が非常に強いものの、予防可能な疾患だ。アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は「MMR(はしか・おたふく風邪・風疹)混合ワクチンは、はしかを防ぐための最も有効な手段だ」としている。
しかし、亡くなった子どもの母親は「私たちは絶対にMMRを接種しません」と、厚生長官のロバート・F・ケネディ・ジュニア氏が設立したワクチン反対派の団体「Children’s Health Defense(CHD:チルドレン・ヘルス・ディフェンス)のインタビューで語った。
亡くなった子どもの両親はキリスト教の教派のひとつであるメノナイト教団に所属しており、インタビューでは英語のほかに低地ドイツ語も話した。
インタビューで母親は通訳を介して「ワクチンを接種しないで」と伝えた。また、父親は「はしかは体に良いものでウイルスが免疫系を強化する」と主張した。
ロバート・F・ケネディ・ジュニア氏も3月にFOXのインタビューで同様の主張をしているが、科学的に否定されている。
テキサス州でははしかの感染拡大が深刻化しており、州保健当局によると2025年の感染者数は3月21日時点で309人にのぼる。
これは、2024年に報告されたアメリカ全体での感染者数285人を24人上回る。
母親によると、亡くなった子どもは土曜日に発熱し、月曜日に呼吸困難に陥った。病院で気管挿管などの治療を受けたものの、数日後に肺炎で死亡したという。
CDCによると、肺炎ははしかの合併症として知られており、感染した子どもの最も多い死因になっている。
母親は、亡くなった6歳の子どものほかに、7歳と5歳、3歳、2歳の4人の子どももはしかに感染したものの、咳止めを飲んで回復したと説明している。
これは、ワクチンを接種していない5人に1人がはしかで入院しているというCDCの統計と一致する。
両親はインタビューでワクチンを否定した一方で、「他に助ける方法があったのではないか」と病院の治療方法に疑問を呈した。

引用元: ・【反ワクチン】 はしか(麻疹)で亡くなった米6歳の子どもの両親 「ワクチンを接種させなかったことに後悔はない、はしか(麻疹)は体に良いものだ」
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