【大阪万博】「不安しかない」議員から商店主まであきらめムード 開幕直前に流れる「不穏すぎる空気」
FRIDAYデジタル
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「はっきり言って不安しかないです。チケットの売れ行きや事前準備だけを見ても、そう言わざるを得ない状況ですから」
大阪維新の会に所属する議員は、間近に迫った万博についてこう嘆くのだった。
4月13日の開催まで1ヵ月を切った「大阪・関西万博2025」。冒頭の議員だけではなく、議会や街の声、そして事業者の声を拾っても、聞こえてくるのは同じような不安ばかりだ。
「考えうる限り最悪に近い進捗具合で、党内からも『本当に大丈夫か』という声が小さくない。唯一の救いは、盛り上がりに欠けているおかげなのか、厳しく追及するメデイアが限定的なことでしょうか。今年は参院選も控えているだけに頭が痛い」(前出の議員)
日本国際博覧会協会は前売り入場チケットの販売状況について、3月12日時点で約821万枚にのぼったと発表している。その後、1400万枚という当初の目標に対して1000万枚を達成しそうだと発表したが、協賛企業からの風あたりは厳しい。万博に出店する企業の社員がこう明かす。
「かなり早い段階から“協賛企業の社員を招待する”というアナウンスがありました。ところが、それでも埋まらないのか、今度は家族や親族などに招待の範囲が広がりました。本当にいいのか、と驚きましたよ。ところが、招待でも手を挙げる人は少ない。ここまで集客力がないイベントに価値があるのか、と疑問を持ってしまいました」
チケットについては、自民党の中でも問題視する声が上がっている。自民党大阪府連の関係者がこう打ち明ける。
「2月初旬に吉村洋文府知事(49)が石破茂総理(68)に“直談判”に行った際の発言にも否定的な声が強い。そもそも自見英子元万博担当大臣(49)は何度も当日券と、電子以外に紙のチケットの必要性を訴えてきた。だが、吉村知事や万博協会はゼロ回答だった。それを事ここに至って、まるで自分のアイデアのように総理に提言する様子にはあきれてしまいました」
◆商店主らもため息
別の自民党議員は万博協会の対応について苦言を呈する。
「万博協会の慌てぶりは尋常ではない。突然、『大阪府下の全ての地方議員を招待する』と言い始めましたからね。議員に見に来てもらって、地元で宣伝してほしい、ということなんでしょうが、集客以前に交通ルールや搬入物を確保する場所など、先に解決しなければならない問題が山積している。あまりに場当たり的な対応にあきれるばかりですよ」
関西国際空港や大阪ミナミには公式キャラクターの「ミャクミャク」を用いたのぼりや掲示物があちこちにあるが、そこで記念写真を撮る者も、足を止める者もほとんどいない。街の声を拾ってみても、「万博どころではない」という意見が溢れていた。コリアンタウンとして有名な鶴橋の飲食店店主が言う。
「今、大阪では『50円ハイボール』を提供する飲食店があちこちにできて、お客さんを集めています。超格安店が人気を博していることに大阪の経済状況が表れている。“万博で人が集まって潤う”と期待している飲食店はほとんどいませんよ」
ミナミの商店街の店員は、皮肉たっぷりにこう話した。
「万博の話題は3000円超えのそばとか、2億円のトイレとか、庶民からしたら浮世離れしたものばかり。開幕してみないと分かりませんけど、とても我々に恩恵があるとは思えない。吉村さんには期待していたけど、結局は与党の予算案に賛成した。前代表の馬場伸幸さん(60)と一体何が違うの? と思ってしまいますわ」
大阪で続々と聞こえてきた不安の声は、1ヵ月後にどう変化しているだろうか。
引用元: ・【大阪万博】「不安しかない」議員から商店主まであきらめムード 開幕直前に流れる「不穏すぎる空気」 [七波羅探題★]
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