【石戸諭氏】インターネットで幼稚化する日本社会。2024年の東京都知事選にみる、分断を煽る人々の極論、それに流されない大切さ

【石戸諭氏】インターネットで幼稚化する日本社会。2024年の東京都知事選にみる、分断を煽る人々の極論、それに流されない大切さ

1: おっさん友の会 ★ 2025/03/24(月) 11:54:35.90 ID:DVsq0Ew+9
SNSを含めたインターネット上で、いかに自分の主張が正しいかを言い争う現代。
ノンフィクションライターの石戸諭氏は、「極論に流されて、冷静さと思慮深さを失ってはいけない」と“論破を喜ぶ思想”に警鐘を鳴らします。
「社会現象」と呼ばれるほどの影響をもたらした人物について、本人・周辺への取材を重ねて綴られた著書『「嫌われ者」の正体 日本のトリックスター』より、2024年の東京都知事選について一部抜粋してご紹介します

◆2024年の東京都知事選で起きたこと

意外なほどに演説はぱっとしない。

それが2024年東京都知事選に立候補し、「政治屋を一掃したい」とまったくの無印から約166万票を集め、3選を果たした小池百合子の次点につけた石丸伸二の印象だった。

広島県安芸高田市長しか行政経験がない石丸が票を伸ばしたことは、社会的にはかなり驚きをもって受け止められていたが、私はむしろ東京都知事選におけるクラシックなパターンの強さを再認識させられたという評価が適正ではないかと考えていた。

市長時代の石丸は「恥を知れ」という言葉を使い、市議会との対立構図を作ったことが最初に注目されたが、既成政党への不信感に訴えかける言葉自体に新しさは何もない。

むしろ、1967年の東京都知事選で左派を中心に擁立された美濃部亮吉も使った「政党色、組織色を消す」「特徴的イメージを作る」というクラシックなパターンを新しいメディアを使ってなぞっているにすぎない。

発信に使ったのがYouTube、あるいはSNSだということは新しいかもしれないが、支持される構造そのものはむしろ「ど」がつく定番のそれである。

◆悪い意味で“ついにここまできた”選挙

興味深かったのは、彼が出陣式をやるという渋谷駅に集まった支持者の年齢層が意外なほど高かったことだ。1984年生まれの私と同世代かそれ以下は目立つほどに少なく、中心にいたのはむしろ高齢層だった。

それも当然と言えば当然のことで、Windows95が発売され、多くの人にとってインターネットが身近な存在となった1995年をインターネット元年とするのならば、当時の若者はすでに50代以上で、石丸が主戦場としたYouTubeは身近なメディアになっている。インターネット=若者向けメディア、という認識がそもそも古くなっているということくらいしか指摘できる要素はないのだ。

そこで突きつけられたのは、インターネットというメディアが革新的なツールだった「夢」が完全に終わったという現実だろう。

建前ばかりが達者な“小ポピュリスト”たちの祭典——それが2024年の東京都知事選だった。悪い意味でついにここまできたかと思った有権者は少なくないだろう。

「選挙をフェスにする」。かつて左派・リベラル系の候補者が前面に押し出したスローガンを臆面もなく使ってみせたのは政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志である。史上最多、56人が立候補した2024年の東京都知事選だが、実際に中身を見てみるとなんてことはない。彼らが擁立した候補者が24人も含まれている。

婦人公論 2025/03/24
https://fujinkoron.jp/articles/-/16189?display=full

引用元: ・【石戸諭氏】インターネットで幼稚化する日本社会。2024年の東京都知事選にみる、分断を煽る人々の極論、それに流されない大切さ [おっさん友の会★]

3: 名無しどんぶらこ 2025/03/24(月) 11:55:48.88 ID:ya1jiuoE0
オールドメディアの敗退である

5: 名無しどんぶらこ 2025/03/24(月) 11:56:59.65 ID:g0hJSv1G0
小池百合子って、なぜ再当選できたの?
知事で何か実績あげたっけ?
都民はいったい何を評価してるの?

6: 名無しどんぶらこ 2025/03/24(月) 11:58:02.79 ID:txBKE8P50
だからテレビ見て新聞読んで賢くなろう!www

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