大阪万博「ガス引火」の懸念は消えず 西ゲート付近喫煙所設置断念 たばこを吸ったら爆発になりかねず
2025/03/20 06:00
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/369300
ガスへの懸念はぬぐえず「たばこを吸ったら爆発」なんてことになりかねない。間もなく開幕(4月13日)する大阪・関西万博の会場のことだ。
万博会場内は完全禁煙だが、会場外に喫煙所を整備する。東西2つある入退場ゲートのうち、大阪メトロ中央線・夢洲駅に近い東ゲート付近に2カ所設けられ、収容人数は計約400人。一方で、シャトルバスが発着する西ゲート付近は、可燃性のメタンガスが発生しやすいことから、予定されていた喫煙所の設置を断念した。
もともと、西ゲート周辺は一般・産業廃棄物などを埋め立てたエリアだ。昨年3月には同じエリアの建設現場で爆発火災が発生。メタンガスに引火したものとみられる。事故を受け、日本国際博覧会協会は会場内に換気設備を設置するなど対策を施したが、その効果について建築エコノミスト・森山高至氏はこう疑問を呈する。
「埋め立て地の工事では、メタンガスが放出される場所を把握したうえで、適切な位置にガス抜き管を埋め込み、滞留を防ぐものです。爆発リスクから喫煙所設置を断念したのは、いまだに万博会場では適切なガス抜き処置が行われていない恐れがある。ただの埋め立て地だった夢洲での万博開催が2018年に決まり、ガス放出の場所を十分に把握しないまま、拙速に工事を進めてしまった懸念は残ります」
■西ゲートから東ゲートの喫煙所までの距離は1.1キロ
どこにメタンガスが漂っているか分からないような会場なら、引火事故が心配になってくる。
「メタンガスは排水溝など、地下にある空間に滞留しやすい。たばこをこっそり吸った来場者が吸い殻を排水溝に捨てたりすれば、引火して爆発事故につながっても不思議ではない。本来は、ガスの滞留しない会場内の屋外広場で喫煙を許容する方が安全ですが……。ご時世的には難しいでしょうね」(森山高至氏)
西ゲートから東ゲートの喫煙所までの距離は、およそ1.1キロ。徒歩だと約15分もかかる。喫煙者にとっては“過酷”な環境であるうえ、爆発事故の危険性も払拭できなければ、客足はますます遠のきそうだ。
引用元: ・大阪万博「ガス引火」の懸念は消えず 西ゲート付近喫煙所設置断念 たばこを吸ったら爆発になりかねず [七波羅探題★]
大事故が起きそうな気がしてならない
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