2026年7月以降、携帯電話番号として「060」が順次利用可能になります。総務省は12月20日、電気通信番号計画を変更し、NTTドコモ、KDDI、沖縄セルラー、ソフトバンク、楽天モバイルが対応を進めると発表しました。
背景と経緯

現在、携帯電話番号は「070」「080」「090」から始まる11桁の番号が指定されています。しかし、番号の枯渇が懸念されており、特に「080」「090」はすべて指定済み、「070」も2023年9月末時点で残り約530万番号となっています。
この問題に対応するため、総務省は「060」から始まる11桁の番号を携帯電話事業者に指定可能とする電気通信番号計画の変更を行いました。
新番号の利用開始時期

通信事業者による対応が完了次第、2026年7月以降に「060」番号の利用が順次開始されます。これにより、さらなる番号の需要に応える体制が整備されます。
既存番号の継続利用

現在利用されている「070」「080」「090」の携帯電話番号は、これまで通り継続して利用可能です。利用者が新たな番号に切り替える必要はありません。
今後の展望
「060」の導入は、番号資源の枯渇問題に対応するための重要な取り組みです。総務省と各通信事業者は、スムーズな導入に向けて準備を進め、利用者への影響を最小限に抑えることを目指しています。
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