JR九州とUPS、新幹線と航空ネットワーク活用の国際宅配便サービスを開始

JR九州とユーピーエス・ジャパン(UPS)は、新幹線とUPSの国際宅配便ネットワークを連携させた国際宅配便サービスを、2025年1月14日より開始します。このサービスにより、鹿児島から世界200以上の国や地域へ、最短翌日配達が可能となります。


サービス概要

  • 出発駅: 鹿児島中央駅
  • 配送手順:
    1. 荷物を鹿児島中央駅のみどりの窓口「はやっ!便」カウンターに預ける。
    2. 荷物は九州新幹線で博多駅へ輸送。
    3. UPSの協力会社が博多駅から北九州空港へ陸送。
    4. 北九州空港からUPSの国際貨物便で海外へ輸送。
  • 配達速度:
    • 米国・アジア主要都市: 最短翌営業日
    • カナダ・中南米・欧州・中東・アフリカ: 最短2営業日

環境と社会的意義

この新しい国際宅配便サービスは、単なる利便性向上に留まらず、以下のような環境や社会への貢献も期待されています:

  1. モーダルシフトによるCO2削減:
    ファーストマイル輸送をトラックから鉄道に切り替えることで、二酸化炭素排出量を約90%削減
  2. 2024年問題への対応:
    トラックドライバー不足に対する解決策として注目されています。

将来の展開

JR九州とUPSは、鹿児島中央駅からスタートするこのサービスを、将来的に他の駅にも拡大する計画を検討しています。これにより、さらなる利用者の利便性向上と環境負荷軽減が期待されています。

このサービスの開始により、地域と世界を結ぶ物流ネットワークが強化され、新幹線と航空を組み合わせた効率的かつ持続可能な輸送モデルが構築されることになります。

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