【米カリフォルニア大学サンディエゴ校研究】スポーツ賭博は驚異的な成長を遂げている、賭博の94%はオンラインで・・・スポーツ賭博合法化以来、何百万人もの人々がギャンブル依存症に

「マーフィー対NCAAの裁判で、最高裁がスポーツブック（人々がさまざまなスポーツ競技に賭けることができる場所）を合法化した時、公衆衛生の専門家はほとんど注意を払わなかった」と、感染症およびグローバル公衆衛生部門のイノベーション担当副部長、カリフォルニア大学サンディエゴ校アルトマン臨床・トランスレーショナル研究所（ACTRI）の副情報科学部長、クアルコム研究所の科学者でもある、研究の主任著者、ジョン・W・エアーズ博士は述べた。

「現在、スポーツブックは1州から38州に拡大し、賭け金は主にオンラインで数千億に上り、何百万人もの人々が助けを求め、ギャンブル依存症の助けを求める記録的な需要と時を同じくしている」

2018年の最高裁判決以来、スポーツブック業界は驚異的な成長を遂げていることが調査で明らかになった。

スポーツブックを運営している州の数は、2017 年の 1 州から 2024 年には 38 州に増加しました。

スポーツ賭博の総額は2017年の49億ドルから2023年には1,211億ドルに急増し、2023年の賭博の94%はオンラインで行われた。

マシュー・アレン、医学部3年生
スポーツ賭博は私たちの文化に深く根付いています。容赦ない広告からソーシャルメディアのフィード、試合中の解説まで、スポーツブックは今やどこにでもあります。かつてはタブーとされ、社会の片隅に限定されていた行為が、完全に普通のことになりました。」

研究者らは、シーザーズ・エンターテインメントがシーザーズ・スポーツブック・アンド・カジノにブランド変更したことからもわかるように、ギャンブルの未来としてスポーツブックに業界が投資していることが大きな要因となり、こうした傾向は拡大すると予測されていると指摘している。

「ギャンブル依存症は精神疾患の診断と統計マニュアルで疾患として認められているにもかかわらず、正式な継続的な監視がないため、医療や公衆衛生の分野ではほとんど見過ごされています」と、精神科の3年目の研修医であるケビン・ヤン医師は述べた。「体系的な監視がなければ、何百万人もの人々がスポーツに賭けている間、私たちは何も知らないままでいることになります。」

https://www.news-medical.net/news/20250217/Study-reveals-surge-in-sports-betting-and-gambling-addiction-help-seeking.aspx

2025年2月17日

スポーツブックの時代におけるギャンブル依存症に関する健康への懸念の高まり
https://jamanetwork.com/journals/jamainternalmedicine/article-abstract/2830019

バカらしいのよ