「これって孤独のグルメじゃ…」怖くなくても神回!『世にも奇妙な物語』伝説の「コメディ回」
2/17(月) 17:32
1990年の放送開始以来、トラウマレベルのホラーやミステリーなど延べ500本を超えるショートドラマを生み出してきた長寿番組『世にも奇妙な物語』(フジテレビ系)。ただ怖いだけでなく後味の悪さを残す作品も多かったため、中には今でも怖いシーンが脳裏に焼きついているという人もいるのではないだろうか。
その一方で、思わず笑ってしまうようなシュールなコメディ回があったのも『世にも』ならではの魅力である。そこで今回は、独特の世界観が爆発していたコメディ回を振り返ってみよう。
■今でも正体がわからない『ズンドコベロンチョ』
まずは、今なお根強い人気を誇る1991年放送の『ズンドコベロンチョ』を見ていく。脚本を北川悦吏子さんが担当した同作は、一度聞いただけで忘れられなくなる謎の言葉、「ズンベロ」こと「ズンドコベロンチョ」に振り回される一人の男の姿を描いた物語だ。
やり手ビジネスマンの三上修二(草刈正雄さん)はある日、社員たちが「ズンドコベロンチョ」について話しているのを耳にする。「俺が知らないことは何もない」と自負するプライドの高い三上にとって、この未知の言葉は衝撃だった。正体を突き止めるべく、人々の会話からヒントを探り必死に調べまくる三上。だが、いくら調べても答えが見つからず混乱するばかりで、そんな三上に反して世間ではますます「ズンドコベロンチョ」の話題で溢れかえっていく。
(中略)
■シュールなおもしろさ!なぜか記憶に残る名作『夜汽車の男』
続いては、2002年放送の『春の特別編』で登場した『夜汽車の男』を振り返る。同作は泉昌之(久住昌之さんと泉晴紀さんのコンビ名)の漫画『夜行』を原作にした作品で、“男が真剣に駅弁を食べる”というシンプルな題材をこれでもかと煮詰めた、感動と笑いが味わえる名作だ。
薄暗い夜の列車内で、大杉漣さん演じる男が駅弁を取り出す。中身は黒ごまと梅干しの乗ったごはんと、定番のだし巻き玉子、かまぼこ、しいたけと人参とかぼちゃの煮物、きんぴら、ブロッコリーの天ぷら、しば漬け、ウグイス豆、二つのフライだ。男はこのフライの中身が、白身魚とイカリングだと確信していた。
男は、西洋風でも東洋風でもない独自の食事スタイルを追及する。おかずの攻め方、そしておかずとのバランスを考慮したご飯の攻め方を考えるのだ。そして締めをイカリングと決めると、醤油とソースとマヨネーズの使い方に惑わされつつも一つ一つの料理を堪能していく。
(中略)
■みんな何かの役を演じながら生きている『AIRドクター』
2013年『春の特別編』で放送された『AIRドクター』。同作は漫画『団地ともお』の作者である小田扉さんの短編『もどき』を実写化した作品で、“偽物”たちが大きなドラマを生み出すコメディだ。
ホノルル行きの機内で男が倒れ、乗務員が乗客に「この中にお医者様はいませんか?」と問いかける。挙手したのは桐原亨(小栗旬さん)。だが、彼は実は医者ではなかった。医学試験に落ち借金苦から死に場所を探して搭乗していた偽物だった。急患への処置を頼まれ、つい「はい」と名乗りを挙げてしまった桐原は、患者の容体が変わり本物の医者として緊急オペをすることに。ただ、それを一人で行うことはできない。乗務員が乗客に「看護師」と「麻酔士」がいるか聞いて回ると、二人が「はい」と手を挙げる。だが実は彼らもまた偽物。看護師と名乗った女性は、普段はコスプレバーでナースのコスプレをしているだけの偽物で、麻酔士を名乗った男性は普段は編集者をしている「増井」さんで、「ますいしさんいらっしゃいますか?」と聞かれ、つい返事をしてしまった。オペが大ごとになり、今さら違うと言い出せずにいたのだった。
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引用元: ・「これって孤独のグルメじゃ…」怖くなくても神回!『世にも奇妙な物語』伝説の「コメディ回」 [muffin★]
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